=このページは2003年夏版からです=

2003年夏用

コピー「E=(Km)2−旅の楽しさ(Enjoy)は、距離の二乗に比例する」

お値段はそのまま、11,500円。

☆ロケーションは東日本会社・北上線ゆだ錦秋湖〜ほっとゆだ間

私たちはここ最近の生活環境の変化、特に情報関連機器の発達によって生産性や生活の効率化が進み、移動の手間を省くことが可能になり「移動機会そのもの」が少なくなってしまいました。移動せずともその場でデータや画像が手にはいるようになりました。

情報化社会というのはこの上なく便利な世の中ですが、しかしながら「行った、知った気分のままでいる」というのは大きな盲点というか落とし穴というものでして、人間の眼から通したナマの映像、五感で体験したものというのにはどんな物にもかなわないものだと思います。

そういう事って、つい忘れがち・・・・
そしてそういう物の中に、人とふれあう時間の長さ、という物も加えてみたいと思います。汽車旅というのは、飛行機や観光バスのような座席にしばりつけではなくて、たとえばボックスシートであったり、駅であったりと、不特定多数の人とふれあう時間の中にいるというというのが原則です。そういうなかで生まれる体験というのは、旅の楽しみや醍醐味のなかの大きな部分を占めていたりするのですが・・・・

18きっぷは原則として、普通列車にしか乗ることが出来ません。それはハンディであったりもするのですが、逆に旅の愉しみの時間へいざないだったりものするのだと思います・・・・。
(2003.07.04記)
2003冬用

コピー「I=t人2−旅の印象(Impression)は、時間(time)と出会った人々比例する」

お値段はそのまま、11,500円。

☆ロケーションは東海会社・紀勢本線・相賀(あいが)〜尾鷲間

今回は下記のの話もあるので、手短に(笑)
旅の印象というかなんというか、人生が長き旅だとすれば、その人間の芳醇さというか奥豊かさというのは、出会った人の数、交わった人の数に比例する、そんな事をふと思いました。
本来の人間関係同士の関係みたいなの、(個人的には)ずいぶん希薄になっているような気がします。コミュニケーションすら満足に取れない人に出会ったりもします。それは人同士の交わりが少ないことに由縁するモノ以外に無いような気もします。
コピーを通して送られているサインは旅を通じたソレではなく、人間としての豊かさというか心の大きさというか、そのような物は人間同士のリアルな交わり、リアルなコミュニケーションの多さに比例するのだよと逝っているような気がしました・・・。
(2003.12.08)


【奇遇というか】
このロケーション地、実はまったくの偶然といいますか、館長が30年ほど前に住んでいた街(三重県北牟婁郡海山町)、そのものが映っているポスターです。
実は小学校1年までの5年間、この写真に写っている街に館長は住んでいたのでした。後半2年は右下のきっぷの説明がかかっている集落(小山浦/おやまうら)というところに住んでいました(笑)→当然の事ながら、住んでいた家も映っています(笑)
30年ほど前は真ん中を流れている川(調子川)の砂州もこんなに大きくなく、紀勢線の鉄橋も高架も直される前の時代でした。まだDF50が走っていた頃の話です。
いやあまったくの偶然といいますか。車内掲示を一目見た時点で固まってしまったのはいうまでも無かったのでした・・・(笑)

2004年春用

コピー:「旅路(ルート)」の中で、人はいつも18(Age)である」〔√a=18〕

お値段はそのまま、11,500円。
ロケ地:呉線 安浦駅(だったと思います)

自分が18だったころ。思い出してみれば・・・・・・・
それまでの狭い行動範囲から解き放たれて少しずつ遠くに行けたりして。そんなことがたまらなく嬉しかった毎日だったと思います。もう10数年前の話ですから、今みたいなクリックすればいろんなところの情報がすぐにポンと電卓叩くみたいに出ては来ない時代です。
ネットなんて一部の限られた人がやるもので、実際行かないといろいろな事がわからない。実際見聞きしないと本当のことは分からない。だから人は旅に出る。そんなものがもっとはっきりしていたような感じがします。

けどそれは今も昔も根本的には変わらないと思うんです。
また旅にしろ何にしろ、変わらない事だと思うんですね。なんかPCやマニュアルみたいな情報誌で情報は蔓延しているにしろ、自分が見聞きした、体験した事には正直代えられませんよね。

コピーから導き出すものとして、自分はその裏返しみたいなこと、「人生においては自分のフィールドを広げていき、その中で体感する新鮮さなんかを忘れてはならない」というひとつの答えを導きました。
今日本は景気が底を打って、新しい登り坂にいるようです。が、何か忘れている、コツンと手応えがないのはそういうものが足りないからなのかな、とも思います。
私たちがひと皮剥けないといけないのはそういうところなのかも知れません。

(2004.05.12記)
2004年夏用

コピー 「この旅が終わると、次の私が始まる」

お値段はそのまま、11500円。
ロケ地:肥薩線大畑ループ

ポスターのコンセプトがここから変わったのかな。
まあ定期的にある事ですので今後の展開はいかに・・・と(笑)

自分で旅を組み立て、自由に旅をすること。
旅は非日常の世界へのいざないです。旅の時間の間は「日常ではない時間」です。日常でない時間を楽しむのも旅であると同時に、何かの区切りを付けるのも旅だったりします。

コピーはストレートです。あえて想像はふくらまさなくてもいいでしょう(笑)

(2004.08.31)
2005年冬用

「旅は、真っ白な画用紙だ。」

お値段はそのまま、11500円。

(すいません、画像だけ上げておきます、ロケハン地の記録が手元に残っていません)

(2006.01.04)
2006年春用

コピー 「緑も、空気も、私も、あたらしく。」
お値段はそのまま、11500円。
ロケ地:木次線出雲坂根〜三井野原(スイッチバック)

私も行ったことがあります、木次線の出雲坂根のスイッチバックの俯瞰の写真です。
あれはもう何年前(10年以上前)の話でしたか、キハ52で上った記憶があります。雪の年末でしたね。写真の通りキハ120に今は変わってしまっていますが・・・

#あまり関係ない話なんですが、木次線を乗り通して、備後落合でかなり長い時間待ち合わせをして。そのときホームで買った「300円のお弁当」が未だに忘れられません。駅弁って言うと華やかなデパ弁を連想してしまいますが、あの山奥でしみじみ食べたシンプルな弁当、また食べてみたい・・・・・・(笑)
(2007.01.04)

2006年冬用

コピー 「余計な音は、ありません」

お値段はそのまま、11500円。
ロケ地:富良野線美馬牛〜上富良野

かなり間を開けてしまいましたが、コンテンツ続けられるめどがつきましたので復活・・・(笑)

昔この場所というかねこのあたりには旅をしによく通った物です、夏も冬も。
あれはもう10年以上も前の話ですね。ポスター・中吊りの橋に書いてある場所をみてすぐどこかとピンと来ました(具体的にはわかる人にはわかる場所なので省略(笑))
自分にとっても思い出の詰まっている青春の場所というか光景ですね、、、、カメラ何台ももって、重い三脚にポジとモノクロいっぱい詰めて。ああ青春のあの頃に帰りたくなった・・・・のでした(笑)
(2007.01.04)
2007年春用

コピー「窓を開けると列車の中まで春になった」

お値段:JRグループ発足20周年記念で8000円。
ロケ地:指宿枕崎線  薩摩川尻〜東開聞(ポスター 誤植です→開聞が開になっとる(爆))

この春の18きっぷ、なんと5枚綴りの8000円と、1枚あたり1600円でJR普通が乗り放題の破格値サービスです。18きっぷの6枚目が2日間有効だった時代以来のサービスかも。。。。(笑) もっとも格安バスの進出によりこういう需要に何がしかの陰りが出てきているので、という話は・・・・?

#写っているのって、ヨンマルだったっけ?(^^;
(2007.02.24)
2007年冬用

コピー「冒険に、年齢制限はありません」
お値段:11500円
ロケ地 氷見線 雨晴〜越中国分

1本抜かしてしまいました、すいません(笑)

冒険に年齢制限なし、ですかあ、私も今年一つの冒険というか、半分背中を押されて業界を替わりました。異業種への転職ですね。
んまあ斜陽業界にいても将来はないと思って自分の意志で飛び出した&会社閉鎖の憂き目でもあったんですが、思い切って橋を渡るには年齢なんて関係ないんだぁ、とも後で思って(笑)。
まあ、「何事もやってみる勇気」なんですよね、きっと・・・・・(^^)

#けど転職にしばらくはエネルギーを使いたくは、ないな(爆)
(2007.11.26)
2008年春用

コピー 「出会いに、年齢制限はありません」

お値段:11500円
ロケ地 瀬戸大橋線(本四備讃線) 宇多津〜児島

コピーはシリーズ・・・だったんですね、通しで見ていてやっと気がつきました(笑)
18きっぷも購入する世代が替わってしまったのでしょう、若者は格安夜行バスに流れてしまい、夜行列車は消えて行き、購入層も替わってしまって。(笑) たしか国鉄時代は「からまつ」とか「はやたま(南紀)」とか、「ながさき」とか、夜行普通列車があったんですが・・(随分と昔の話をしてしまってすいません(爆)

そうすると「18きっぷ」の名前もきっぷのあり方も変えなきゃいけないのかな、という話になるのかも知れませんが、このきっぷのスタイルは変えない方が良いのかも知れませんね。使いにくいから自分で考えて使え、というくらいがイイのだと思いますよ・・・多分(笑)。
(2008.02.28)
2008年夏用

コピー「ゆっくり行くから、見えてくるもの。」

お値段:変わらず11500円。
ロケ地:室蘭本線 有珠〜長和

この夏、ゆっくり行くどころか休みさえままならない毎日を送っている館長ですが・・・(^^;
たまには車窓を眺めてぼーっとしてみたいと思う今日この頃なんですが・・・(笑)
秋ごろに鉄道の日きっぷあたりで出かけてみようかな・・・・と(^^)

格安で行ける交通手段が他にも出来て、大人の18きっぷ本が本屋にたくさん並ぶ時代になりました。そろそろこのきっぷのコンセプトも見直しなのかな、と少し(個人的に)気になってもいるところなんですが。

#ヨンマルの単行が噴火湾をバックに行く光景。海の向こうは駒ヶ岳、でいいのかな・・?(^^)
(2008.07.27)
2008年冬用

コピー「ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。」

お値段:変わらず11500円
ロケ地:久大本線 湯布院〜南由布

コピーが、またシリーズになったようです。
時代に伝えたいメッセージというかシグナルを送っているのでしょう、何を感じますか、といえば・・・

やはり時代の流れが速くなりすぎてしまって。早く流れて過ぎて弾けてしまった何か。そこで初めて、または改めて気づく何か。そんな1年だったと思います。
悲壮感が漂うこのご時世ですが、時間が許せばゆったりとした時間の流れに身を任せて、改めて何かを感じてみるのも決して無駄ではない時間の過ごし方でしょう。そんなシグナルを送っているのでしょうね。

#18切符攻略本だけが使い方じゃないのよ、というシグナルなのかも(笑)    (2009.01.07)
2009春用

コピー「ゆっくり行くから、巡り逢えるもの。」
お値段:変わらず11500円
ロケ地:飯田線 天竜峡〜千代

今回は飯田線です。そういえば飯田線を18きっぷで全線走破して、上諏訪まで足を伸ばして駅露天風呂に入り、塩尻から165系で名古屋まで出て、そのまま関西線の電車に運用が変わるので乗り続けて帰ってきた、なんていうコトを何回もやりました。。。その頃から飯田線は119系で、その電車が今も変わらずコトコト走って居るという、いわば時間の流れが未だに止まっているのが自分の中の飯田線です(笑)
(その頃は中央線も関西線も165系、上諏訪は露天風呂でしたが今は足湯になっています。。。。(^^))

#この光景は飯田線の特有事情なども勘案すると、暫く続きそうですが、313系の増備であっという間に過去帳になってしまうかも知れませんね。。。(^^)

(2009.03.12)



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