IC-703,208などのアイコム機でインカムを作ってみよう の巻
無線機を運用しているとき、ふと両手がフリー、または片手が半フリーだったら楽なのになぁ、と思ったことはありませんか? こんな時は固定マイクロホンまたはインカムを利用すると便利なのですが、どちらも結構な値段がしてしまいます。最近は無線機屋も近くにないし、買うといっても結構な値段がするし・・・。
けどそんなのちょっとした工作で1000円以下で作れます、というものでもあったりします。ここでは作りやすいアイコムの無線機を例にあげて、簡単にインカム運用ができる超簡単工作例を紹介します。ひとつ作っておくと、モービル運用でもラク出来そうですので参考にしてみてください。
●材料
材料は以下のとおりです。
マイクつきヘッドフォン(ヘッドセット) 1コ
LANケーブル(余りものでよい)
φ=3.5のモノラルメスコネクタ 1コ
何でもいいのでスイッチ(ナースコールボタン、押鈴、マイクロスイッチ、何でもよい)
必要であればステレオ・モノラルの変換プラグ
これだけです。別途プラグの結線のために半田ごて、ニッパなどを用意してください。
ヘッドセットはパソコンのおまけについているものでOKです(特にIBMのパソコンにはマイクだけのものが付いていることが多い)。パソコンのおまけのスタンドマイクでもいいですし、マイクだけのもの、マイクつきヘッドホンでもいいです。おまけならタダ、会社のパソコンの使わないヘッドセットを貰ってくるもよし。パソコンショップの店頭ジャンクを買うもよし。いくらでも安くできます。
LANケーブルも余りものでいいです、長さはお好みでいいですね。あくまでも余りもので十分です。クルクル伸縮ケーブルだと収納に困らないかも(笑)
●作り方
ます、LANケーブルを適当な長さに切ります。2セット作るのであればケーブル以外の部品を2コずつ買っておきます。
アイコムはマイクコネクタがRJ−45同等(というかソレそのもの)で、延長ケーブルもLANケーブルで代用出来ます。PCショップや家電量販店、最近は100円ショップでも売っていますので工作には最適?ですね。電気街の店頭で処分品を探すのも楽しいものです。
703などであれば、前面のコネクタからパドル用接続ケーブルを作ることも出来ますので、抵抗2本買ってそちらを作るのもよいでしょう。IC−208などでも線の配列は同じです。詳しくはトリセツを見ればすぐわかりますので詳細は省略。
線をほどいて、8本の線のうち、4本を使って構成します。いらない線は工作後切り落とします。
LANケーブルは規格で線の色が決まっています。
線の色は、
1=白と緑
2=緑
3=白と橙
4=青
5=白と青
6=橙
7=白と茶
8=茶
となっています。線によって色の付け方が違うこともありますが、色の構成は変わりませんのでつなぎ間違えることはまあないでしょう(笑)

アイコムの無線機ではマイク用に5(−)、6(+)、PTTスイッチ用に4と7を使います。この4本をつなげることで簡単なインカム(またはPC用スタンドマイクを使ったシステム)を組むことが出来ます。
実際無線機につなげて運用してみましたが、なかなかいい感じで運用できます。コンテストなんかには結構重宝しそうです。無線機によってはVOX運用にすればハンズフリーで運用も出来ますし、便利なこと請け合いでしょう(笑) 交信中にこのシステムを使用中の旨レポートを求めましたが、特段問題のある障害はありませんでした。 特にモービル機では片手を口に持ってこなくていいのでわずらわしさがなくなってかなりモービル運用が楽になるかもしれませんね。
スイッチはなんでもいいのですが、私の場合は電気街で売っていたナースコールのボタンを利用しました。ボタン単体100円くらい、同等のブザーなどだったら200円から300円でホームセンターで売っています。
PCのチャット用なんかに付属してくるスタンドマイクをつければ無線機用のマイクを買う手間が省けます。数千円〜1万数千円の節約になりますね。
(写真(上)はLANケーブルをほどいた状態の一例。1.3.5.7のシマシマは別の色づけの場合もありますが、意味は同じです)
#ちなみにパソコンのマイクでやってみましたが、ちょとこちらは難しかったです、メーター振れているからいいんじゃないかと思ってやったら「過変調で音割れてる」というご指摘があり、なかなかしゃべる距離が難しかったです(笑)
まあ、音質にこだわるのであれば別途専用のマイクを買えばいい話ですし、とりあえずシステムを作ってみて遊んでみたい、という方には短時間で出来る面白い工作だと思いますが・・・・

(左の写真)が出来上がりの図、です。
インカムはニフティだったかのキャンペーンで当たった物。マイクケーブルはプラグがステレオだったので間にモノラル変換プラグをかましています。ここでは(PTTが)ナースコールのボタンですが、フットスイッチの類を買ってきて、完全ハンズフリーにするとコンテスト運用がスマートになりそうですね(^^)
私の場合、固定用にIC−703、モービル用にIC−208につなげて遊んでいます。2組作って、ヘッドホン付きの物は家庭用、マイクだけのヘッドセットは車載用(運転するのに耳をふさぐのは保安上問題がありますしね(^^))に使っています。スイッチをシフトレバーのそばに置いておくことで多少スマートに運用できるかも?(^^)
予算は全部そろえても最低500〜1000円で出来るはず、すべて買っても2000円以下かなぁ(笑)。ヘッドセットを買ってもジャンクであれば500円、980円で十分なものが買えます。
パソコンの余り物を流用するだけで、結構なお金の節約&資源の有効利用になったりします。一度お試しいただければ幸いです。
(無線機を壊さない程度に自己責任でやってくださいね(^^))
(2008.01.06)
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