
●旅のはしっこ〜西表へ●
翌日は石垣経由で西表へ。
この日は道中久しぶりのぴーかんの晴れ。冬は高気圧のヘリにあたる沖縄地方は、天気がいまいちすぐれないんですね。私の道中もそんな感じで、なかなかいい天気に恵まれません。せっかくコダクロームとか、当時としてけっこうたいまいはたいてええフィルム買い込んだのに、なかなか思うような成果が上がりません・・・。
石垣と竹富の間は目と鼻の先だったのですが、西表へは外洋に出ての航海になります。
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| 西表行き安栄丸のきっぷ。往復ですが帰りは オープンだったりしました・・・・。 |
本日搭乗予定の 第18あんえい丸です。 生活物資も運ぶ、ライフラインです。 |
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| がらがら。(笑) ちなみに写っているザックが 私の旅のおともです・・・・。 |
コックピットです。かっくいー(^_^) |
石垣-西表は往復で3500円! どんどんお金が飛んでいきます。往復割引だけど、帰りは予約なしでのオープンです。
昼までは竹富で写真とったりしていたので、昼の船で行きました。石垣の港では、高速船に救急車という、緊迫した場面を目の当たりにします。きっとこのあと行った小笠原みたいに大変なことはないのでしょうが、実際そういう場面を見るとドキドキです・・。
この日はうねりが高く、高速船[ひるぎ7号]はなんか大変な航海です。慣れたものなのか、船は波の背の部分=一番高いところを選んで進んでいきます。ふふん、なるほどな、と最初は思っていたのですが、だんだんなんかやばげになってきて・・・・・・程なくすると、船は外洋のど真ん中で止まってしまいました。
一瞬「えっ」と思ったのですが、うねりがひどくなってきたので止まったらしく、おさまるのを待って再び船は動き出しました。だいぶビビリましたけど・・・・・(写真のようなちっこい船だったので、結構あせったのだ・・・・)
西表の港には、YH(みどり荘)の迎えのバンがまっていました。時間からすると、どうも今日の客は二人の様です。
えっ、と思ったのですが、どうやら男女一人ずつのツーショットモードです(笑)。 どうしよう?とか一瞬ときめいてアフォな事を考えてしまったのでしょうが、結局何も起こることもなかったです(^^; ちなみに彼女は東京の方の大学のコで、同じように卒業前で旅して歩いているとかで。
バンに乗ったらまず「星砂海岸にいっておいで、そこから海沿いを歩いて宿まで帰っておいで」と勧められたので、それに従いまず宿の少し向こうの海岸まで連れていって貰いました。都合荷物だけ先に宿へ直行。
星砂海岸というのは、小さな海の生き物の死骸が積もって、ピンク色になった海岸です。竹富に泊まった時も見には行ったのですが、西表の方が規模が大きいようです。
海岸沿いに歩いて帰ってくると・・・・・・いろんなものが海岸には落ちています。台湾が近いので、中国語のボトルやらなんやらがごろごろしています。。。ハングル系はなかったけどね(^^; 歩いてどうでしょう、20分くらいでしたか。ちょうどいい感じの運動という感じで。
ちなみに部屋は民宿とYHとで分かれているらしかったのですが、本日は民宿のお部屋に、ということで。またまた6畳にたったひとりです。なんにもやることなく、またまた手紙(ハガキ書き)と旅ノートつけで、夜が更けていくのでした・・・・。
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| 西表の行程地図。館長謹製(^_^) |
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| 星砂海岸の看板。読めますかぁ?(笑) |
●群発地震、ラジオ、国際放送
ちょうどこのころを前後して、西表近海では群発地震が起きていていました。
自分が行ったときも、1,2回は体に感じる揺れを体験しました。
西表島というのは、竹富町なのですが、役場そのものは石垣市の中にあります。なので、地震があっても情報が伝達されてくるのが遅いのです。NHKのニュースがあったあとに、防災無線がやっと流れてくる有様で。けどなかなかのんびりしているねー、という感じです(笑)
ラジオもまともに聞こえません。一番よく聞こえるのが、持っていった短波ラジオで聴いていたNHKの国際放送で(笑)。実は西表では、台湾や中国大陸の放送がガンガンで。だいたいはそういうことだろうと踏んではいたのですが、こうも重宝するとは、というくらいよくRadio
JapanのTokyo-Radio-1(NHK第一放送の垂れ流し)をよく聞いていました。今でもよく海外旅行には小型の短波ラジオを〜とありますが、今このご時世、オンラインのネットが普及した現代で、そういうのがどれだけ通用するのかなあ・・・・・・とは、当時は思うすべもなかったでしょう。
#けど、そういうラジオを聴きながら、まったりのんびりしているのもいいもんですよ。けっこう重宝していました。
●一人旅する女の子
で、たまたま一緒だったのは、早稲田に通っていて卒業旅行でふらふらと西表にきたとか言う子で。自分も北海道一人でふらふら旅行してきたつもりだったのですが、いかんせん向こうの方がすれていたようで、話はあんまし合わなかったような気が・・・・・・今思えば、北海道よりも沖縄の方が奥が深い・・・・ということだったのでしよう、反省(笑)→その経験は、今では沖縄の方が知り合いが多い?ようなので、生きて・・・・居るようです(謎)
みなさんはもしそういう[1対1な]シチュエーションになったら、どういう風に対応しますか?当時の自分と今の自分とを対比して考えると・・・・けっこう考えてしまう物があります。当時の「旅人駆けだしのころ」「そのあと社会人になって、金銭的にも自由に使えて自由にソロで旅していた頃」「身を固めてしまった今(笑)」と、10年くらい経って見つめ直してみると、経験とか言うのはやっぱり大切だなあ、なーんて思ってしまいます。
全然話は変わるのですが、以前(この前の年だったか)に、北海道のある湖のほとりのライダーハウスに泊まったときのこと。私はある女の子とたまたま食事の時のテーブルが一緒で(当然部屋も別だよ)、だまって飯を食うのもなんなので、会話のきっかけをつかみたくっていろいろと切り出していたのですが、そのときそこの食堂のおやじだったか、が
「年の話を切り出す奴は、話題のない人間のすることだ」とプチッとする事を言われましてね。言われたときはブチーッときましたけど、けど言われてみれば、当たってる。忠告は素直に受け入れて、というかその後は女性の前では年の話は切り出さない事にしています。当たり前のマナーなのかな、今考えてみれば。
で、当然、西表でも会話にはそれが頭に引っかかっていたので、話にはずいぶんとおっくうにはなっていたのは事実。けどそれはそれでよかったのでしょう(笑)
ちなみに、YHの食事は、なし。二人だと割が合わないので、近所の喫茶店に行ってくれ、でした(笑)
あとから知ったのですが、宿がやっているところだった、そうです(笑)
●なんとなくの西表
翌日は、YHのやっているレンタカーを借りて、なんとなく回ってみることにしました。よく西表だったら「いるもて荘」「みどり荘」のどっちがいいよ?っていう話、YH系だとネタとして使われるのですが、私はいるもて荘はいったことないけど、その後知人がみどり荘でヘルパーやっていたりとかしていたので、なんかみどり荘に親しみがあったりします(笑)
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| レッドデータブックに入っているそうです、ミナミコメツキガニ。 (あとから調べて分かりました(^^;) |
で、まずは西に向かい、道の果てまで行ってみることにします。けっこう道からしてディープです。これなら今ならシーカヤックとかやってみようかな、とか考えてみるのですが、そんなに道路延長のない島(要はあるのは1本道みたいなもの)、そそくさと折り返してきます。
浦内川の周遊船に乗ってみることにしました。団体さんの横にちょこんと乗っているかたちだったでしょうか。天気もあまり良くなく、2月の沖縄は天気が良くないよ〜、というのがずーっと続いています。けどめげずに船に乗って。マングローブの生い茂る熱帯のジャングル体験です。けど、雨としぶきで機材を守るのに精一杯。ちなみに1440円の船代でした。
周りにはマングローブが生い茂って、なかなか生物のお勉強には最適?な時間が過ぎていきます。時間にしてどうでしょう、1時間くらいでしたでしょうか。記念の土産物も買わずに、車に戻ってきました。
本当なら、マリウドの滝とか行ってみればよかったのですが、それ以前に車を借りていたので走らんともったいない、というのが先走ってしまって。あんまし天気も良くなかったし。(笑)
その後、今度は東の端(大原)まで一気に走って、まずは西表の道全線走破。当時(今はどうかは知らない)島随一の信号も体験して、再びYHの近くに戻ってきます。この日はこれでおしまい。
ちなみにレンタカーは1日CITYを借りて、4000円。高かったのか、やすかったのか。
#余談ですが、途中お店でパンとポテチ買ったのですが、堂々と両方とも期限切れを売っていました。けどまあいっか、っていう感じで。ここは日本の果てみたいな所、急いでみてもあわてても仕方がないし、ってな感じでなんでも許せちゃいます(^_^)
●みどり荘3連泊
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| 外せないアイテム(笑) | ちょうちょ、ちょうちょ〜、って。原色の世界はやっぱ いいっすね、なんかカラーコピーのCMみたいで(謎) |
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| 満開なのです(^^)/ | マングローブの実だったっけ、花だったっけ?です。 |
翌日は近所ぶらぶら、ということで、昼までは宿でぶらぶら。宿のお子さんと戯れます。
そのあとは昨日目を付けておいた、港近くの湿地に歩いて行きます。入り江の橋のたもとから干潟に降りて、干潮で潮が引いた海(岸)の中をうろうろと徘徊し始めます。ヤシガニさん(上の写真参照)とかがいっぱい居ます。
これがなかなかおもしろくて、すごく奥まで入っていってしまい(干潮なら、靴でも十分)、いっぱい写真を撮ってしまいます。道中最高の、3本ほど撮ってしまいます。あとの現像代のことなんてお構いなしです(余談ですが、あとから現像代だけで5万円ほどふっ飛ばせていただきました)。
振り返ってみると、実際として貴重な経験というか体験をしたのだなと思います。たいていのツアーの場合は、石垣から日帰りでとか、そういうのが多いのだと思いますし、フリーにぶらぶらと写真を撮り歩くというのは今となっては難しいし。少し色あせてしまったポジを見ながら、なんとなく昔を振り返ってしまったりもします。こういう何もしない贅沢というか、あえて自分をからっぽの中に置いてみたりすると言うか。そんなことをするのは、実はすごく大事なことなのかも知れません、何事にもせわしなく追われている今の生活や仕事の中でふと思うと・・・・。
左の写真は、ぶらぶらの成果(笑)。
#あ、岸辺での行動はなるべく 控えめによろしくです(^^)
次の日のお客は、私も含めておじさんと2人。旅行談義にいろいろと話が咲きます。この日、海外逃亡?を阻まれた、湾岸戦争が停戦ということで、宿でテレビを見ていったいここまできたのになによ?という感じ・・・・・
結局3泊しましたが、大したこともせず、ふらふらうだうだしただけで(^^) けどなんかおもしろかった3日間でした。夏に行ったら、ダイビングとかもっといろいろやることがあったのでしょう、けどオフシーズンの西表も、自分で楽しみを見つけたら面白そうかな、と感じました。
よく旅の話に上がるのですが、日本の果てに行くには、八重山と小笠原、どっちがいい?という話になったりしますが、私は個人的には八重山の果てに行った方がいいと思います。小笠原は案外インフラ的には整っていて、ほぼ本土と変わらない生活が出来ます。まあ船がなかなかこない、というハンデもありますが、物質的な乏しさ、精神的な都会からの離れ方からすれば、果てを求めるのであれば小笠原よりも西表なりそのご近所の島だったりの、西のハテの方に行った方がいいのではないのかと思います。小笠原は小笠原の楽しみ方というのもありますし、どっちがいいとかいう話ではありません。念のため。
| ☆〜全然関係ないのですが マングローブのいろいろ講座(^^)〜☆ | |
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| 実が落ちて、こうやって幼木になっていきます。 | 根っこは、こうやって地中に刺さっていきます |
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| やがてどんどん根付いていき、こういう感じに・・ | そしてこうやって森になっていきます。おしまい。 |