名古屋地区鉄道・交通ニューステキスト版

名古屋地区鉄道・交通関係ニュースファイル（2005/1月から）

（Ｎｏｔｉｃｅ：特に表記のないモノは、中日新聞から記事を拾っています）

＃一部名古屋地区以外（東海北陸関連として）の物が入る場合があります。ご了承下さい。

【おことわり】２００4年度版までのものは、アーカイブ化しまして倉庫に移動しました。ご了承下さい。(2003/12/19)
2002年までの倉庫からダウンロード→ここからどーぞ
2003年のダウンロード→ここからぞーぞ
 2004年のダウンロード→ここからどーぞ

☆2004年分はアーカイブにしてdat落ちさせました(2005/5/2)

最終更新：2006/01/10です。

【お知らせ】１９９９年から続けてきましたこのコーナー（ページ）を、勝手ながら２００５年分で
終了させていただきます。長らくのご閲覧、誠にありがとうございました。バックナンバー共々、
２００６/１月末をめどに削除（終了）させていただきますのでご了承ください2006.01.10)

養老線分社化を提案　研究会初会合　近鉄が沿線自治体に（12/30）

経常赤字が続く近鉄養老線の存続に向けた対策を沿線自治体が協議する研究会の初会合が27日、岐阜県大垣市であり、近鉄が分社化による運営を検討するよう自治体側に正式提案した。事務担当者が協議を進め、2006年3月をめどに存続できるかどうかの結論を出す。

北勢線西桑名駅　ホーム移設決まる　予算財務省原案　３年後完成目指す（12/22）

三岐鉄道北勢線の西桑名駅を、JR・近鉄桑名駅近くに移設する「乗り継ぎ円滑化事業」の実施が決まった。２００６年度予算の財務省原案で、全国枠２億５００万円が盛り込まれた。西桑名駅移設事業の配分は、今後財務省と国土交通省が協議して決める。

近鉄伊賀線　新会社が運行へ　近鉄案に伊賀市理解（12/15）

経営難が続く近鉄伊賀線について、近鉄が「赤字を生む電車の運行業務を近鉄本体から切り離し、新たな別会社が取り組む」とする運営形態の見直し案を、伊賀市に伝えていたことがわかった。見直しにより、運賃改定や人件費削減などの改革に取り組みやすくなるという。さらには近鉄は市へ財政的支援も求めているが、市は理解を示し、応じる方針だ。

入場券セットの乗車券　名鉄が“大掃除”　来春まで　競合対策で半分に(12/14)

名古屋鉄道は、鉄道の割引乗車券と沿線観光施設の入場券などをセットした企画乗車券約60種類のうち、およそ半分の販売を2006年3月までに終了する。マイカーに客足を奪われたり、「売るだけで赤字」という収益性の低い賞品を整理。JR東海の競合路線で発売する割引乗車券などに絞り込んで営業効率を高める。
廃止対象は、沿線観光施設の入場券を組み合わせた「パノラマパック」と、日本モンキーパークなど名鉄関連のテーマパークを対象にした「びっくりクーポン」を中心にした26種類。いずれも利益が上がらなかったり、年間売上高が数百万円程度と少ない。2002年3月に発売したびっくりクーポンは、乗車券が30％、入場券が50％と高い割引率を売り物にしていたが、4年で姿を消す。

空港万博で最高益　名鉄４年ぶり復配（11/22）

名古屋鉄道が２１日発表した２００５年９月中間連結決算が、経常利益・純利益ともに過去最高だった。中部国際空港の開港と、愛・地球博の開催に伴う増収効果が約１４０億円い達した。
中間配当を４年ぶりに復配し、１株当たり１円７５銭を配当する。

名鉄三河線　知立－豊田市の複線検討（11/18）

名古屋鉄道は１７日、三河線の知立－豊田市間の単線区間を複線化する検討に入ったことを明らかにした。沿線にはトヨタはじめ自動車関連企業が多く、輸送人員が年々伸びているため。現在５０分程度かかる名鉄名古屋から豊田市までの所要時間を、複線化で３０分台への大幅短縮を目指す。

桃花台線「存続は困難」愛知県、関係機関に表明（11/16）

愛知県小牧市の新交通システム「桃花台線」存廃問題で、同県は１５日、小牧市や国土交通省中部地方整備局などと関係機関との協議で「存続は困難」と表明した。最も有望視された「磁気誘導式バス」の導入を想定した複数の試算でも、単年度黒字の見通しが立たないとする収支予測を示した。
県側は協議に、固定資産税の減免や駐車場収入の有無などを変えた２６通りの試算を用意。設備更新費の三分の二を国または地方自治体が公的に補助する「運営会社にとって有利な条件」を前提としたが、いずれの試算でも単年度黒字は見込めなかった。
また、今後４０年間に予想される欠損額は、最大１４０億円を超えることも明らかにした。県の検討会が新システムを想定し「再生・存続の可能性を模索する」と提言した昨年度末時点では約４億円と試算されていた。
１日の利用客数も、約１３年後には存続の前提となる３５００人を割り込むことが複数の民間調査から判明した。
県と市はこうした厳しい収支見通しを近く正式に公表する方針。

小牧・桃花台線新システム　コスト総額６２億円　予想より１５億円増（11/15）

愛知県小牧市の新交通システム「桃花台線」（ピーチライナー）の存廃問題で、新システム「磁気誘導式バス」の導入に当たり、必要な総額は昨年度末の予想を約１５億円上回り、約６２億円に上ることが愛知県の試算で分かった。県は小牧市などにこの試算額を伝えており、運営会社に出資する両者は１５日にも本格的な協議を始める。

名古屋遊覧バス解散へ（11/10）

名古屋市や名古屋鉄道などが出資する第三セクター、名古屋遊覧バスは9日、来年3月末で会社を解散することを決めた。名古屋の観光名所を巡る定期観光バスを運行しているが、利用者の低迷に加えて車両更新に多額の資金が必要となり、会社存続は困難と判断した。
市交通局は「観光振興のため観光施設を回るバスは必要」としており、来春以降も何らかの形で事業を継続できないか模索する。74人の従業員については市と名鉄で再雇用先を斡旋する。

桃花台線　存続コスト大幅増　愛知県など試算　新システムも開発遅れ（11/3）

経営破たんが懸念されている愛知県小牧氏の新交通システム｢桃花台線」（ピーチライナー）の尊属に必要な経費が割く年度末時点の予想を大幅に上回ることが愛知県などの試算でわかった。存続に不可欠な新システムも未開発の状態。採算性が根本から見直しを迫られており、運営会社に出資する愛知県と小牧市は廃止の可能性も視野に調整に入った。

高速化へ7億5000万円　三岐鉄道北勢線　06年度、曲線改修など（11/3）

三岐鉄道は1日、北勢線の高速化事業で、2006年度は7億5000万円を計上すると公表した。
北線線は03年4月、近鉄から同社に経営譲渡され、04年度から5年計画で時間短縮、利便性向上の改修事業を進めている。06年度は線路の曲線改修、車両冷房化にともなう電力増強などを実施。7億5000万円のうち、国と県が3億円を補助し、残りは沿線3市町が負担。赤字負担も含め10年間で経営支援に55億円を計上する。
桑名市中央町のくわなメディアライブで1日に開かれた北勢船対策審議会の席上で明らかにし、今月下旬から来年2月にかけて、橋梁48ヶ所の目視点検をする計画も報告した。

ＪＲ東海経常益　万博効果58％増　9月中間、過去最高（10/29）

ＪＲ東海が28日発表した2005年9月中間連結決算は、愛・地球博の来場者輸送が大きく寄与し、売上高は前年同期比6.1％増の7406億円、経常利益が58.9％増の1559億円、純利益が27.2％増の914億円と3年連続の増収増益でいずれも過去最高を記録した。
主力の東海道新幹線の収入は6.8％増加。会場アクセス列車としてエキスポシャトルを運転した在来線も2.8％増えたなど、万博の増収効果は、約350億円としている。支払い金利が低下し、支払利息が軽減したことが大幅な増益要因になった。

長期債務残高は2005年3月期末より285億円減らし、連結ベースで3兆7351億円となった。

「賢い踏切」名鉄に導入　列車速度で遮断時間を調節(10/26)

交通渋滞の原因ともなっている「開かずの踏切」対策として、国土交通省は25日、急行、普通などによって違う列車速度に応じて遮断時間を調節し、待ち時間を短縮する「賢い踏切」を今年度、名鉄河和線の6ヶ所など全国25ヶ所に導入する方針を示した。

中部空港駅に特急用ホーム　名鉄、来春完成目指す(10/20)

名古屋鉄道は１９日、中部国際空港に乗り入れている空港線の輸送力を高めるため、同空港の線路を１本増やし、新たに特急「ミュースカイ」専用のホームを設けると発表した。２０日から工事を始め、来春に予定しているダイヤ改正までの完成を目指す。
これにより同駅の線路は計３本となり、新ホームの使用開始に合わせて特急の車両編成も現行の３両から４両に増やす方針。新ホームは線路への転落を防ぐため全面ガラス壁とし、電車のドアと連動して開閉するホームドアを設置する。総工費は約七億円の見込み。

いなべ市に鉄道賞　北勢線大泉駅　周辺整備など評価（10/18）

国土交通省がぇらぶ日本鉄道賞に、地域密着型の新しい駅づくりに取り組んだとして、いなべ市が表彰選考委員会特別賞に選ばれた。三岐鉄道北勢線の大泉駅周辺の整備などが評価された。
同賞は、鉄道への関心を高める目的で２００４年に創設。今年は３６件の応募があり、８団体が入賞した。
大泉駅は昨年４月、大泉東駅と長宮駅を統合して開業した。同市では、駅利用者のための駐車場７０台分を整備し、地元の農産物等を整備する「うりぼう」を併設した。大泉駅の昨年度の年間乗車人数は、前年度の大泉駅と長宮駅の利用者の合計と比べて約７割増えた。

台湾　リニモ導入へ　台北北部、０７年度半ばめど、１．１キロで(10/13)

台北市(捷走)高速輸送システム工程局は１２日、２００７年半ばを目標に、愛・地球博の会場まで営業運転された日本発の磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」を導入する方針を明らかにした。
同工程局によると、リニモは、台北市の捷走八線のうち、市北部の北投～新北投間を結ぶ「新北支線」に導入される。

同線は、主要幹線と北投温泉街を結ぶ短距離線だが、住宅密集地を通るため、沿線の住民から騒音や振動に対する苦情が寄せられ、社会問題化していた。温泉街と観光地の陽明山地区をケーブルカーで結ぶ工事も０７年六月完成を目指して進んでおり、リニモとの“連携”で観光客誘致を図る狙いもある。
リニモ導入が実現すれば日本のリニアの初の海外輸出となる。ただし公費概算と台北市の側の思惑に開きがあり、同市議会での予算案通過や台湾行政院（内閣）の認可までには難局も予想される。

グッドデザイン賞　中部の２列車受賞（10/4）

名鉄の中部国際空港専用特急「ミュースカイ」と、愛・地球博会場への主要交通機関である愛知高速交通のリニモ車両が３日、本年度のグッドデザイン賞に選ばれた。
同賞主催の財団法人日本産業デザイン振興会は、青と白色の車体のミュースカイについて「今までの名鉄カラー(赤色)を一新し、一目で空港線用列車とわかる」と評価。リニモ車両については「磁気浮上システムを導入、新技術を実用化したことを特に評価した。強化ガラスを使って先頭車の前面を六面体にしたこともすばらしい」としている。

廃止名鉄岐阜4線の路面電車　福井へ（9/29）

今年3月末で廃線となった名鉄の岐阜市周辺の路面電車20両が福井県の福井鉄道で走ることになり、うち3両が27日深夜から28日未明にかけ、同県武生市の車両工場に運ばれた。
トレーラーに1両ずつ載せられた電車は隊列を作り、岐阜市の名鉄岐阜工場を出発。国道21号、同8号をゆっくりと走り、約6時間かけて無事到着した。福井鉄道での本格運行は来年3月から。今年10月22日開幕の国民文化祭・ふくい2005に合わせ、路面区間限定でお披露目する。

「万博リニア」余生ひっそり　名古屋に残し腐食試験（9/15）

JR東海が愛・地球博で公開中のリニアモーターカー「MLX01-1」が、万博閉幕後も名古屋市内に残ることになった。屋外に長期間置き、車体の腐食状況などを調べる。あくまで試験目的のため、一般に公開する予定は無いという。
設置場所は、名古屋市港区熱田前新田の中川運河沿いにある子会社所有地。10月6日深夜に会場から搬出し、陸路を数時間かけて移動させる。
現場は名古屋港に近く、潮風が吹き込むためリニアモーターカーには苛酷な環境。長期間さらして車体や台車部分がどのように腐食するか調査し、今後の実用化に生かす。具体的な期間など詳細は未定。

北勢線　西桑名駅を移設へ　国交省方針　概算要求に関連費（8/29）

三岐鉄道北勢線とJR、近鉄の乗り継ぎ時間を短縮するため、国土交通省は２９日、桑名市の北勢線西桑名駅を、JR・近鉄桑名駅近くに移設する方針を固め、関連費用を来年度予算概算要求に盛り込むことを決めた。両駅の乗り継ぎ時間は、現行のおよそ半分ほ２分に短縮されtる。３年かけて整備し、新しい西桑名駅は２００９年度に開業する予定。
現在の北勢線西桑名駅はJR・近鉄桑名駅の南にあり、乗り継ぎ客は約270M歩く必要がある。新しい西桑名駅は。今の駅の約100M北に作る。桑名市が計画している、桑名駅の東西を結ぶ自由通路や駅前広場の整備とあわせ、移設する。
国交省によると、駅移設に関する総事業費は３年間で約２億４千万円で、国側の負担は４８００万円。このうち来年度予算の概算要求には、調査や設計などに要する相当額を計上する。
西桑名駅の利用者は０４年度、１日４０００人だったが、国交省は、新駅開業時には、北勢線の高速化による効果も合わせ、１日５４００人に増えると見込んでいる。

名駅～中部空港廃止へ　名鉄バス　10月ダイヤ改正で（8/27）

名鉄バスは２６日、中部国際空港と名古屋駅を結ぶ路線を廃止するのをはじめ、計９項目にわたる中部国際空港を結ぶ路線網の再編成を中部運輸局に届け出た。１０月１日のダイヤ改正に合わせ、実施予定。
中部空港と名駅向かいのビックカメラを結ぶ名古屋線は２月、空港開港と同時に開設した。名鉄バスは当初、１便当たり１０人の乗車を見込んでいたが、７月末まで3.2人と低く推移。このため「今後とも利用拡大は望めない」と、廃止を決断した。

（＃JR東海バスの路線は、そのまま運行を継続します）

神岡鉄道　来年１１月限り　株主総会　廃線前倒し、正式決定(8/3)

岐阜県飛騨市の第３セクター鉄道「神岡鉄道」の臨時株主総会が２日開かれ、同鉄道の営業を来年１１月末で終了し、同１２月１日付けで廃線にすることを正式決定した。廃止届けは１年前に提出が必要なため、今秋にも国土交通大臣に届け出る。
同鉄道は昨年１０月に筆頭株主・三井金属の子会社・神岡鉱業が貨物輸送をトラック輸送に切り替え、大幅な収入減となった。旧国鉄からの転換交付金を基金にして営業してきたが、３月末で約２億４０００万円に減り、数年後に底をつく状況となった。このため６月末の取締役会で、来年１２月末をめどに廃線にする方針を決めていた。
総会には株主となっている自治体代表ら１４人が出席。降雪期の前に営業を終え、ラッセル車などの除雪準備コストを削減しようと、廃線時期を早めた。また「飛騨市を中心に、存続の可能性を検討することは妨げない」との方針も併せて確認した。

名鉄、団地開発撤退へ　都心回帰に対応　８０年の歴史に幕(7/23)

名古屋鉄道が、郊外型の大規模な分譲団地開発事業から撤退する方針を決めたことが２２日、分かった。地下下落や宅地取得者の都心回帰で需要が郊外から都心にシフトしているのに対応する。今後はグループ資産を有効活用し、市街地の好立地ながら、収益性の低い土地やリストラ物件などの高付加価値化を図る考えだ。

伊勢鉄道5年ぶり赤字　ＪＲ特急長期運休など　昨秋の台風に泣く（7/1）

県や鈴鹿市、津市などの第3セクター伊勢鉄道の株主総会が30日、津市内であった。昨年の台風で紀伊長島町町内の橋が流出し、約1ヶ月間、名古屋からのＪＲ特急が運休になった上、鈴鹿サーキットでのＦ1日本グランプリも、台風接近で開催日を1日圧縮。台風に泣かされた格好で、2004年度決算は1700万円の経常損失を計上、5年ぶりに単年度赤字となった。

神岡鉄道　来年末に廃線　取締役会方針　8月に正式決定（6/30）

赤字が続く岐阜県飛騨市神岡町の第3セクター鉄道「神岡鉄道」の取締役会が29日開かれ、来年12月末をめどに同鉄道を廃線ににする方針を決めた。8月に臨時株主総会を開き、正式決定する。
神岡鉄道はここ数年、大幅な赤字が続いていた。昨年10月には筆頭株主の三井金属の子会社・神岡鉱業が、貨物輸送を鉄道からトラックに切り替え、昨年度は約7000万円の赤字になった。
旧国鉄からの転換交付金を基金にし、切り崩して運営してきた。しかし、基金が今年三月末で2億4000万円に減り、数年後には底をつく見込みとなり、昨年11月から廃線が検討されていた。
この間、東京の旅行代理店や、フランスの大手公共交通会社が経営移譲を飛騨市に申し入れたが、交渉は立ち消え状態となっている。鹿江社長は「経営努力はしてきたがもう限界。ＪＲ西日本の脱線事故以来、膨大な安全対策が必要となり対応できなくなった」と話している。ただこの日の取締役会では「飛騨市を中心に、存続の可能性を検討することは妨げない」との方針も決めた。

ＪＲ東海　国上回る自主基準　ＡＴＳ設置　来年度末まで、51ヶ所（6/30）

尼崎ＪＲ脱線事故を受け、国土交通省が新たに義務付けたカーブでの列車自動停止装置（ＡＴＳ）の設置について、ＪＲ東海は29日、整備計画を発表した。国の基準より大幅に多い計51ヶ所で設置、2006年度末までに整備を終える。
ＪＲ東海によると、国交省の基準では9ヶ所でＡＴＳの新設が必要。安全性を高めるため直線区間で国より厳しい自社基準を設けて42箇所を追加した。飯田線、中央線が多い。総工費1億円。計51ヶ所に送受信機「地上子」を設置、国交省基準の9ヶ所については本年度中に整備するとしている。

新岐阜百貨店　閉鎖へ　債務超過で１２月に（6/20）

名古屋鉄道子会社の新岐阜百貨店は２０日、債務超過に陥り再建を断念、今年１２月２８日で閉店すると発表した。岐阜市内では１９９９年に岐阜近鉄百貨店が閉店しており、残る百貨店は岐阜高島屋のみとなった。
新岐阜百貨店は名鉄岐阜（旧新岐阜）駅のステーションデパートとして１９５７年に開店。一時は地元経済界も約40％出資していたが、営業不振のため親会社名鉄のてこ入れを何度も受け、９９年に名鉄100％子会社となった。売り場面積は約14000平米、社員９０年。

近鉄遮断機上がらず　三重の36箇所1時間20分　駅員が作業勘違い（6/18）

17日午前0時50分頃から同2時10分頃までの1時間20分の間、三重県四日市市と朝日町にある近鉄名古屋線の踏切36ヶ所で、遮断機のさおが下りたままになるトラブルがあった。深夜、未明で交通量の少ない時間帯だったが、数件の苦情が苦情が警察などに寄せられた。
近鉄名古屋支社によると、遮断機は架線の電気を落とすと下がる仕組み。この日は、最終列車が通過した後、線路内に除草剤ををまくため、架線の電気を切る日で、現場周辺では阿倉川駅と富洲原駅駅の駅員が、遮断機を下りなくする作業をする必要があったが、両駅とも駅員が「切らない日」と勘違いしていたという。

新幹線に万博効果　輸送量前年10％増（6/17）

ＪＲ東海の松本社長は１６日の定例記者会見で、６月の東海道新幹線の輸送量が、愛・地球博の効果などで、前年同月比10％増えた事を明らかにした。
６月の１ヶ月間、同様のペースが続けば、１９９６年６月、前年の阪神大震災の反動で１０%増となって以来、約９年ぶりに月間で２けた増となる。
首都圏で販売している愛知万博往復きっぷの利用者数は、５月までの１日平均９００人に対し、６月は同１６００人と急増。旅行会社の聞き取りなどからも、ＪＲ東海は、少なくとも輸送量増の5％分は愛知万博への旅行者と見ている。
また北陸から万博へ向かう人も増え、富山と名古屋を結ぶ特急しらさぎは19％増だった。

近鉄駅員　仮眠所で飲酒　においさせ早朝勤務（6/14）

近畿日本鉄道で近鉄名古屋駅の駅員9人と津駅の駅員12人の計21人が、規則で禁止されている仮眠所での飲酒をして早朝勤務についていたことが分かった。近鉄の駅業務を行っている子会社「近鉄ステーションサービス」は近く関係者を処分する方針で、近鉄全駅で調査を開始した。
関係者によると、21人は近鉄から同サービスへの出向。今月1日、乗客から「朝、名古屋駅の改札で酒臭い駅員がいる」との苦情が近鉄に寄せられ、同駅幹部が聞き取り調査をした結果、9人が仮眠所での飲酒を認めた。他の駅でも調査を開始したところ、津駅の12人が申告したという。

三岐鉄道　北勢線利用者増える　星川・大泉両駅　パークアンドライド効果(6/8)

三岐鉄道北勢線の利用者が今年２月から、前年同月に比べて増加している。２００３年４月に近鉄から三岐鉄道へ経営譲渡された後、運賃値上げなどで利用者は減り続けていたが、ようやく明るい兆しが見え始めた。
三岐鉄道によると、４月の利用者は１９万９１９７人。昨年の１８万６８６６人を６．６％上回った。二月は前年同月比２％増、三月は同４．４％とそれぞれ伸びた。
４月の利用者別では、通勤定期が同１５．５％増の４万５９６０人。利用離れが著しかった高校生も戻りつつあり、通学定期は同１．２％増の９万４９８４人だった。
５月中旬に三岐鉄道が実施した１日の駅別乗降調査では、星川駅が８２１人（前年同月は５５８人）で４７．１％増、大泉駅が４６１人（同）で４０．５％増と、急激な伸びを見せた。
三岐鉄道では、星川、大泉の両駅に、電車乗り換え用の駐車場を設置した「パークアンドライド」の効果が上がっていると指摘する。また「レールの改修やダイヤ改正などの整備、市職員や市民への利用の呼びかけが浸透しつつある」としている。

名鉄空港線５月利用者　１日２万９０００人　開港３カ月、高い人気続く(5/26)

中部運輸局は、中部国際空港開港後３カ月間の交通利用状況などをまとめ、２５日発表した。
名鉄空港線は５月以降も１日平均の利用者が、当初予想より約５０００人多い２９０００人を記録、空港線の人気が依然高いことを示す結果となった。
空港線は、２月１７日の開港日から同２８日まで、１日平均約３６７００人が利用。４月は約２８０００人に下がったとはいえ、高い水準が続いている。

名鉄、最終赤字に転落　３月期　減損会計響き５８億円(5/24)

名古屋鉄道が２３日発表した２００５年３月期連結決算は、土地・建物など固定資産に減損会計を適用した結果、純損益が５８億円の赤字に転じた。売上高は中部国際空港の関連輸送が寄与し前期比０．９％増の７９０８億円。経常利益は３．０％増の２８５億円で過去最高だった。

ＡＴＳの設置拡大　ＪＲ東海　新型は導入せず（5/17）

尼崎ＪＲ脱線事故を受けて、ＪＲ東海は、カーブで速度超過した列車を止めることが出来る列車自動停止装置（ＡＴＳ－ＳＴ）を設置する基準を拡大し、同装置の設置数を増やす方針を決めた。１６日の定例会見で明らかにした。(中略）

現在は手前の直線とカーブの制限速度の差が時速４０キロ以上ある急カーブの場合に限って速度照査機能付き地上子を設置する子順を適用。ＪＲ東海全線で計8ヶ所のカーブへの設置にとどまっている。
国土交通省はＡＴＳの改良を義務付ける方針を決めてその基準を月内にも示す方針。ＪＲ東海も国交省の基準を踏まえ、設置基準の範囲を広げ、地上子の設置箇所を増やす方針。同社は新型ＡＴＳ（ＡＴＳ-Ｐ）を導入しておらず、関係者は「新型は線路上や車両の設備変更が大幅に必要となり、設置は難しい」と見ている。

三岐鉄道北勢線　０４年度も赤字５億円　沿線三市町に新たな負担も（5/12）

北勢線を運営する三岐鉄道は１１日、近鉄からの経営譲渡２年目となる２００４年度の決算速報をまとめた。経常損益は４億９千万円赤字で、初年度からの赤字合計は早くも１０億円を突破。沿線自治体側が新たな負担を求められる可能性も出て来た。

０４年度の利用者数は、通学定期８８万人、通勤定期４７万６０００人。定期外５６万６０００人の計１９２万２０００人。前年度に比べて１４万人減り、特に通学定期は１０万人の大幅減だった。これに伴い、収入は通学定期９７００万円、通勤定期５３００万円、定期外１億３０００万円などとなった。初年度は通学定期の値上げを見越して、経営譲渡前に定期を購入したケースも多く、収入総額２億８６００万円は前年度を２．１％上回った。
一方、支出は７億８０００万円で、経営損益は４億９４００万円の赤字。初年度の赤字５億３０００万円こそ下回ったが、２カ年の赤字合計は１０億２４００万円に膨れ上がった。
沿線３市町が１０年間で三岐鉄道に行う財政支援５５億円のうち、赤字補填は２０億円程度を予定。最初の２年間で半分を費消した結果となり、運営が破綻する可能性も出て来た。桑名市では「追加の財政支援は考えていない」とするが、先行きは不透明だ。

名鉄に万博効果、空港効果　04年度下半期　輸送人員、収入とも増（5/11）

名古屋鉄道は10日、2004年度下半期の鉄道部門の輸送人員が、中部国際空港への好調な輸送を背景に前年同期比に比べ2％、運賃収入も3％増加する見通しを明らかにした。それぞれ166万人、399億円程度となる。2004年度通期でも前期比で増えると見られ、空港線がここ20数年の長期低落傾向に歯止めをかけた形だ。
空港線は1日あたりの利用が24000人という当初予想に対し、空港開港後は3万～5万人の利用があった。3/22には、急遽輸送力増強のためダイヤを改正した。
2005年度上半期も中部国際空港輸送が引き続き好調と見られるほか、愛・地球博の需要喚起が加わり、輸送人員が前年同期比4％増の約175万人、運賃収入は10％増の約422億円と近年にない高い伸びを示す見通しである。

岐阜名鉄3線　運行再開に名乗り（5/3）

3月末で廃止された岐阜地区名鉄3線について、岐阜県関市で大型商業施設サンサンシティマーゴを運営するサン・ストラッセの広瀬武男社長は2日、「来年度中の再開を目指し、連休明けにも名鉄と資産譲渡交渉に入りたい」と、運行再開を目指す考えを示した。レール撤去の延期なども名鉄に申し入れる意向。
岐阜市内で会見した広瀬社長は「電車はなくなると地域の文化にとってマイナス」とし、レールや車両など名鉄資産を活用した運行再開を提案。沿線企業などにも協力を求めるという。
また、すでに鉄軌道事業者2社と非公式ながら交渉に入っていることを明らかにし、運行面での提携の可能性にも言及。併せて県や沿線市町などにも支援を求めていく考えを示した。
これに対し、名鉄は「岐阜市や県が事業に理解を示し仲介されない限り、個々の民間事業者交渉する考えは無い」とコメント。岐阜市は「今後の動向を注視したい（市幹部）｝と述べるにとどめた。既に架線撤去や車両売却が進んでいる。
サンサンシティマーゴはジャスコほかテナント95店を抱える映画館併設のショッピングセンター。2004年度の売上高は130億円。

飛騨古川－猪谷間　０７年秋全線再開へ（4/21）

昨年１０月の台風２３号の影響で不通になっているＪＲ高山線の飛騨古川－猪谷間について、ＪＲ東海は20日、復旧に向けて協議を続けてきた岐阜県と大筋合意し、今週にも工事に着手し、２００７年秋の全線運転再開を目指すと発表した。被害が比較的軽かった飛騨古川－角川駅間は今年秋に再開する予定。

養老線が車体の色変更　レトロ感ある赤に（4/5）

院鉄は養老線の車体カラーを赤の単色に変更する。
近鉄全線では1992年度以降、基本的に車体カラーをマルーンレッド、シルキーホワイトの2色に統一していた。しかし、養老線の利用の促進を目的に55年から採用していたマルーンレッド単色に切り替え、レトロ感を打ち出すこととなった。
当面は3両1編成のみを変更。2008年11月にかけて、13編成の33両すべてをマルーンレッドに統一する。近鉄名古屋輸送統括部車両課では「乗客数の減少もあり、地域に愛着を持たれる路線を目指す」と話している。

荷物置き場「狭すぎる」空港行き特急、不満の声（4/1）

中部国際空港への利用者輸送も担う名古屋鉄道の快速特急用車両「ミュースカイ」の大型荷物置き場が「手狭で不便」として利用者や航空会社から拡張を求める声が出ている。見学客も加わって満席で運転する電車も多く、「荷物が邪魔して混雑に拍車をかけているのでは」という指摘もある。
荷物置き場は横が90センチ、奥行きは63センチで、客室の両端部に1箇所ずつある。2段式の棚に分かれているが、下段はスーツケースを３コ置けば満席で、他社の空港連絡鉄道と比べて半分ほどのスペースしかない。
航空機の到着ラッシュ時など、満席状態になる電車ではひざの前やデッキに置かざるを得ない状態だ。航空会社は「開港後に浮き上がった問題点のひとつ」（日本航空）との認識を示している。

走り続け１世紀、路面電車電車「卒業」岐阜３路線、今日廃止（3/31）

１世紀近く岐阜の街を走り続けてきた岐阜市内線など名鉄3線が３１日、廃止される。路面電車の思い出を記憶にとどめておこうとこの数日間は乗客が増えて”廃止特需”を見せているが、それもあと１日限り。環境の時代に、まちづくりにふさわしい乗り物として存続を訴えてきた市民は、複雑な心境で最後の日を迎えた。

名鉄元運転士を書類送検　新岐阜駅車止め衝突（3/24）

岐阜市の名鉄名古屋本線新岐阜（現名鉄岐阜）駅で2003年10月、急行列車が車止めに衝突し、乗客4人が負傷した事故で、岐阜県警捜査一課と岐阜中署は23日、業務上過失致傷と業務上過失往来危険の疑いで、元運転士の男性を書類送検した。

リニモ増強せず　中部運輸局　情報提供で分散期待（3/23）

中部運輸局は22日。愛知万博の内覧会で会場とを結ぶ東部丘陵線（リニモ）が大混雑したことについて、情報提供の仕方次第で客の分散は出来るとして輸送計画を見直さない考えを示した。
同運輸局によると、１９日の内覧会に訪れた約５万人の約８割がリニモを利用。名古屋市営地下鉄と接続するリニモの藤ヶ丘駅から約２２５００人、ＪＲルートの万博八草駅から約19000人が乗車した。同運輸局は本番は開場時間が長くなるため来場が一定時間に集中しないことや、バスなど別ルートの利用が増えることに期待した。

北勢線、星川、東員駅が完成　２６日に開業　沿線首長ら祝う（3/20）

三岐鉄道の北勢線で２６日に開業する星川駅、東員駅の完成式が１９日、現地で開かれた。
星川駅は坂井橋駅を廃止し、約５００メートル西に移設。東員駅は六把野、北大社駅を廃止し、中間点に新設した。東員駅は基幹駅として信号管理や無線業務を行い、西桑名駅から乗務員部門も移される。
また８０台分の無料駐車場を併設し、パークアンドライドにも力を入れる。それぞれ、地元コミュニティバスの停留所もあり、利用者拡大を図る。

養老線「来春までに支援策を」近鉄側　桑名市に検討要請（3/11）

桑名市は１０日の本会議で。近鉄養老線（桑名市～岐阜県揖斐川町）について、「来年３月をめどに、近鉄側から沿線市町の支援策を求められている」と公表した。

近鉄側の依頼で、沿線2市6町（現在は2市5町）などは昨年8月、養老線対策勉強会を発足。今年四月をめどに三重、岐阜の両県が事務局となる研究会に格上げし、支援策を検討する。
養老線の年間乗客数は昭和40年ごろの1680万人をピークに減少し、2003年度は57％減の730万人。赤字も13億8000万円に上り、100円の収入を得るために244円の経費が必要という。
桑名市産業振興部では「一般財源からの赤字補填など、具体的な支援策は白紙の状態。研究会で検討していく」としている。

ハンドル形車いす　ＪＲ東海が利用認める(2/10)

ＪＲ東海は１０日、エレベーターを設けてバリアフリー化された名古屋駅など在来線の３５駅で３月１日から、身体障害者が使用する「ハンドル形車いす」の利用を認めると発表した。岡崎駅もエレベーター工事が完了する同１９日から利用できる。
同社は「重量が重くて回転半径も大きく、周りの乗客の安全が確保できない」などとして、駅施設での同型車いすの使用を認めていなかった。しかし、法務省は昨年１２月、「一律に使用を認めないのは身障者の人権侵害に当たる」と改善を勧告。他の鉄道事業者と同程度の対応を検討し、設備が整っている一部の駅に限って乗り入れを認めることにした。
乗車できるのはホームから直接客室内に乗り降りできる車両で、駅員が渡り板を用意して対応。新幹線や特急列車などのデッキ付車両は乗れない。同社広報部は「スムーズな対応ができるように利用する２日前までに乗車駅に申し込んでほしい」と呼びかけている。

三重交通　桑名、四日市発を運行　中部空港行き高速バス（2/9）

三重交通は17日から、中部国際空港行きの高速バスを、桑名市新西方のマイカル桑名駐車場、四日市市新正の新正車庫を発着点に運行する。
桑名は、桑名駅を経由。片道64.4キロを1時間10分で結ぶ。八風バスとの共同運行で1日14往復。料金はマイカル桑名が1800円、桑名駅が1600円。
四日市分は近鉄四日市駅、都ホテル。生桑車庫、大沢台を経由して片道75.7キロを1時間30分で走る。名鉄バスとの共同運行で、1日16往復程度。大沢台が1800円、それ以外は2000円。
またマイカル桑名（170台）。新正車庫(50台）生桑車庫（150台）に有料駐車場を設ける。1日200円、5日以上は1000円。

高速船１７日から運航　空港島－津新港　中部運輸局が認可（2/4）

中部運輸局は、17日に開港する中部国際空港への海上アクセスとなる定期航路について、津エアポートラインから申請のあった津新港－空港島の開設を許可した。１７日から高速船（定員110人）が運航を始める。
2隻で運航し、津市内の津新港と空港島の約36キロを片道約40分で結ぶ。
津からは午前6時発から午後八時まで毎時1便あり、1日14往復する。運賃は片道大人で2390円（特別席）か1890円(普通席）。津新港には無料駐車場(370台収容）が用意される。

名鉄「空港線」今日開業（1/29）

2月17日に開業する中部国際空港への連絡鉄道となる名古屋鉄道の「空港線」（常滑駅～中部国際空港）が29日、開業する。これに伴い名鉄は同日から、岐阜周辺の路面電車などを除く全線でダイヤを改正。主要駅の新名古屋、新一宮、新岐阜を「名鉄名古屋」「名鉄一宮」「名鉄岐阜」とするなど7つの駅名を変更する。
空港線は全線高架の4.2キロ。全席指定の快速特急で名鉄名古屋～空港間を最短28分で結ぶ。このほか一般席のある特急や急行も運転する。
駅名変更は新空港の開港や万博開催で、国内外からから訪れる人々に名鉄の駅を容易に認識してもらうことなどが狙い。

ＪＲ、愛環鉄道、愛知高速“連結”往復切符　３割の得(1/22)

愛・地球博（愛知万博）会場への鉄道アクセスで、ＪＲ東海と愛知環状鉄道、愛知高速交通の３社は２１日、１３００円という通常より約３割安い名古屋市内～万博か以上の往復割引切符を発売すると発表した。名古屋駅から地下鉄で万博会場駅に行くと運賃は１２６０円で、ほぼ同額となった。さらに、中央線、愛知環状線経由は往復切符を提示すると、長久手会場の南北を結ぶゴンドラ料金（大人６００円）が２００円割り引かれる。

樽見鉄道　存続決まる　沿線5地町村が支援延長　07年度まで（1/21）

岐阜県の大垣～樽見間を結び、本巣市の名木・淡墨桜への交通手段として知られる第三セクター・樽見鉄道について、沿線5市町村などで作る同鉄道連絡協議会は20日、2005年度までとしていた同鉄道への財政支出を07年度まで延長することを正式表明した。赤字続きで公的支援頼りの同鉄道は存廃論議に揺れていたが、少なくとも今後3年間は存続する見通しとなった。

北勢線経営譲渡からまもなく２年　利用者上向かず（1/17）

北勢線が２００３年４月に近鉄から三岐鉄道に経営譲渡されて、まもなく２年。利用者の減少傾向は止まらず、周辺住民から「このままで大丈夫なのか」と不安の声が漏れる。市民や識者の意見を運営に取り入れる「北勢線対策審議会」の設置や、二つの新駅開設など、いばらの道を進む北勢線の模索が続く。

昨月４月に設置された北勢線大泉駅。午前７時を過ぎると、駅まで車で向かい、電車に乗り換える会社員らの姿が目立つようになる。
同駅前には７２台の駐車場を備え、北勢線活性化の切り札「パークアンドライド」が実践されている。沿線２市１町などで作る北勢線対策推進協議会の事務局「北勢線対策室」によると、同駅の利用者は、同駅開設に伴って廃止された2駅の合計に比べ、約５割増えた。（中略）
経営譲渡直後から始まった設備のリニューアル工事の効果は、まだ限定的だ。冷房設置は２００７年になる。三岐鉄道は「高速化など、ダイヤ面でリニューアル効果が本格化するのは新年度以降」と話す。（中略）
今年３月には、北大社駅と六把野駅を廃止して東員駅が、坂井橋駅を移動させて新星川駅が、それぞれ新設され、パークアンドライドが可能になる。三岐鉄道は「新年度からリニューアル効果が出るはず。勝負の年になる」としている。

岐阜の路面電車　車両売却へ　第二の職場は豊橋、福井（1/8）

名古屋鉄道は、岐阜地区で3月に廃止する路面電車3路線の車両41両のうち、8両を豊橋鉄道、2両を福井鉄道に売る方針を固めた。車両の”第二の職場”が内定した形だ。
両社は名鉄のグループ企業。関係者によると、豊橋鉄道に移るのは2000年から美濃町線を走っていた低底型の800形の800形1両と、1997年から岐阜市内線と揖斐線で運行していた780形7両。福井鉄道に売る2両はいずれも800形。
売却価格は調整中で、名鉄は残る31両についても全国の鉄道会社と売却の交渉を進めている。
この3路線を含めた岐阜地域の公共交通については、フランスの交通事業会社が参入に名乗りを上げているが、自治体の財政支援を前提としているため、岐阜市などから戸惑いの声が出ている。

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