〜冬の情景〜
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長い長い冬。 深名線沿線は、10月末には初雪が降ることもあるような場所を 走っています。 また沿線は日本一寒いところを走っている事でも有名でした。 ご存じ、日本一寒い気温(−41.2度)を記録したのも、深名線 沿線の母子里というところでもあります。 雪が降っている時は放射冷却が起きないから、まだ暖かい方。 冬晴れの寒く冷え込んだ朝には幻想的な「ダイヤモンドダスト」を 見ることが出来ます。 写真は朱鞠内で撮影した物。厳しい北国の、厳しい鉄路の情景を 感じ取っていただけますでしょうか・・・・ 深名線は末期は寒冷地向け急行形・キハ56を両運転台に改造 したキハ53−500番台という車両が単行で運転されていたので すが、それまではたとえお客が数人であっても、空転や万が一の 事を考えて、必ず2両か、あるいはキハ54の2エンジン車両で運 行されていました。 キハ53−500は56系の残党ということで、床は温もりの残る木の 造りでした。一昔前の、温もりの感じられる鉄路のささやかな演出 だったのかも知れません・・・。 |
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