なかなか書かない、いや書けなかった旅行記の続きが書けるようになりました(笑)
もう大丈夫、バンバン書きますね(謎)

#気がついたら、2年くらい何も書き下ろしていなかったのですね。仕事の抑圧というのは恐ろしい物だと・・・・・・(笑)

今回は「奥飛騨温泉郷に行ってきました」の巻です(^^)


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【まえふり】

●「区切り」の旅行

今回の旅行はいろいろな意味のある旅行です。
大きく分けて理由はふたつ。

 実は今まで15年やってきた会社がなくなってしまい、これから新しい仕事を探さなく無くてはいけなくなってしまいました。
しかし長年やってきた故にいろいろと引きずってしまっている部分もあり、某かの区切りをつけないといけない=パァッと遊んで気持ちの切り替えをしなくてはいけないな・・・・という意味合いもあって一つ遠くへ出かけて気分転換しよう、というのを一つの目的としました。
温泉地で豪華な料理をいただき、のんびりと温泉に入ってココロの垢まで落としたり?というのが一つの目的・・・・たまにはいいですよね、いままでガマンしていろいろとやってきたんだもの・・・・・・

 まあ「人生の区切り」ですね(笑)。何を若いウチから言っているのさ、と言われるかも知れませんが、好きだった仕事がなくなってしまった、しかも最後がボロボロで、というのは引きずってしまう物でして・・・・
実は会社がなくなる前の2ヶ月、社内はボロボロバラバラになってしまい、最後は色々な意味で最期にふさわしくない結末となってしまっていました。自分自身はとりあえず最後の最後まできっちりやり遂げよう、と思って邪念を振り払ってやっていたら、最後には燃え尽きた自分が残っていた、という状況でしてね。それを振り払うためにも一度パァッと遊んでしまおう、というのが「ひとつ目の区切り」でありました。


もう一つの区切り。

 それは写真を完全にデジタル機材にシフトして旅写真を撮ることが目的のうちの一つでした。今までアナログ写真の現場の一番近いところで仕事をしていたので、どうしても気持ちの上でデジタル写真に手持ちの機材も気持ちもシフトする事が出来ませんでした。しかし今回こういうこと(アナログ写真の現場がなくなってしまった、という現実)でやっと自分の気持ちにも区切りがつきました。

そう、「アナログ写真からバイバイしよう」と。

アナログ写真は今後必要になったときにカラーネガで撮るとか、白黒で自己完結が出来る技量維持をするためにやることにしよう、そう決めて旅行前に普段使いの機材の入れ替えとアナログしか使わない物は段ボールに詰めて「タイムカプセルゆき」にしてしまいました。もうこれ以上アナログ写真にこだわっていてはインフラもいずれ身近になくなるだろうし、デジタルになってしまってアナログのようなこだわりはなくなるだろう、そしてアナログ写真故のこだわりというのは枯れてなくなっていくだろう、そろそろ自分も橋を渡らないと、という気持ちが強くなりましてね。ここで思い切って橋を渡ろう、という気持ちになり、実行に移すことにしました。

#完全デジタルにしたら、生フィルムなどの容積、トラブル時に必要なアイテム(ダークバック)などの容積がすっぽり抜けて軽くなるんですね(^^;。旅行用にスタンバイしてみてその穴の空き方に「なんて余分に詰める物はないか」と考えて、今まで入っていたところに下着だの洗面具だの詰めて穴埋めをやっていたのでした・・・(笑)

 実は旅行前、ペンタックスのデジタル一眼「K10D」を運良く購入する事が出来まして。
その機材の本格使用の第一弾とする事にしたのです。元々私は20年弱のペンタックスユーザーでして、昨年秋のK10Dのリリースはまさに写真を活動復活させる為の「渡りに船」でありました。レンズ・アクセサリー類もシステム一式そのままデジタル一眼に移行できたのもいいタイミングでして。

果たして館長のメインユースである旅写真にどれだけ応えてくれるのか、そのテストの第一弾として連れて行くことにしたのでした・・・。

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●出発です(^^)

 出発日は2月3日。
その後ナニがあるかわからないので(就職活動のソレ(笑))、会社消滅して半月ほどたった週末をお出かけの日に設定しました。

旅窓で予約をして、前日に荷物を積み込み準備万端。もう明日の朝3時に起きろとか、準備をしなくちゃいけないのに帰ってきたら朝の1時だった、ということはないのです(笑) ゆっくりじっくり準備をして旅に備えます。

今回の目的地は奥飛騨・新平湯温泉が宿泊地。それ以外は全然決めていません(^^;。
まあ晴れたら新穂高ロープウェイに登ろっかな、という事くらいしか考えてしませんでした。二人目の子供を連れて行くのは初めてでもあったし、冬場の天候ででどういう風に日程が転ぶかもわかんないし・・・・・。

けど起きたら天気はピーカンの晴れ。幸先がよいです。今まで我々が旅行をすると絶対天気のまわりが良くなかったりしたのですが、仕事のたがが外れてからはなぜかキメの行事に関しては天気のまわりがいいのです。なにかと「プチいい事」が続いていたりするのです・・・(笑)

 通勤割引にかかるように家を出ます。給油して高速に乗ります。
我が家の場合、100キロ以内で一番効率のいい高速の利用方法は岐阜羽島〜中津川まで利用するのがベストだったので、一路家から長良川の堤防道路を北上します。いやあ気持ちいい、けどボーっと運転していたら堤防下に転落するか正面衝突の輪禍に巻き込まれるかのどちらかなのでとりあえず真剣に運転・・・・けど思った以上に我々はのんびりしていたのでしょう、岐阜羽島のインターに入ったのは午前8時58分であったのでした(爆)

 高速に乗り、一路中央道の中津川インターを目指します。
来週が3連休で出控えをしている人が多いのでしょう、高速はスイスイ。虎渓山のパーキングで休憩しましたがよくあるトイレ渋滞も全くなし(笑)。インターを出る時にはキッチリの半額1200円の表示。最初から節約ばっちりのスタートです(^^)

中津川を出て、257号を舞台峠を経由して下呂、高山というルートで平湯に向かいます。
我が家の家族旅行は今回から4人での旅行になりました。てなわけで家族全員の意向や希望、そして生理現象(爆)まで考慮してドライビングをしていきます。

まずは寄ったのは・・・・なぜか観光地ではなく、バロー。(爆)
最近躍進著しいバローです(謎)
そう、トイレ休憩ときょうの昼ご飯の仕入れでした(^^;。なにせ4人では食事に入ると1回の金額がバカになりません。最初コンビニで仕入れようと決めていたのですが257号って中津川下りると下呂までコンビニがほとんどないのよね・・・なんか以降の道程に不安があったのでバローの看板を見たときには既にウインカーを出して駐車場に入っていたのでした(笑)

#ちなみに帰ってきたらヨメ様の手には、しっかりと特売品が握られていました。。。旅先で特売品を買って帰るというのはまた別の意味の醍醐味なのかも?(謎)


最近の高速利用の楽しみは抽出中に
「コーヒールンバ」を奏でるこの自販機(爆)
旅先のスーパー利用が染みついてしまいました(笑)
舞台峠経由には欠かせない中津川のバロー(謎)
ロングドライブのお供はモービル無線機。
案外暇つぶしになったりする物です(^^)


 次に寄ったのは「道の駅 花街道付知」。ここでホントの一服です。ロングドライブには赤ん坊の休憩時間の確保が欠かせません。ここで車を止めて給食&ホントの休憩タイムです。
ここの道の駅、駐車場が広い広い。けど乳幼児連れにとってはいろいろとしなくちゃいけないこともあるのでだだっ広いのはかえってうれしいかも。。。(笑)

 私は知らなかったのですが、ここには足湯があったんですね。ふらーっと歩いてみたら足湯の看板があったので早速今日の最初のレクレーション?は足湯体験にすることにしました。
足湯は冬季は休日のみの開放だということで、土曜日にたまたま訪れた我々はまたまたプチラッキーたったのでした(^^)v
ここの温泉は近所の「倉屋温泉」からの持ち込み湯ということでした。中は機をふんだんに使った作りで、10人入れればいっぱい程度の大きさ。まあすいていればのんびり出来るな、という感じでした。

のんびりしていたらもうお昼。なんがまだ飛騨に入っていないのに時計の針が12を指している・・・・。仕方がないのか、ここでお昼ゴハンになってしまいました。
今回の旅は一点豪華主義(=宿におカネをかけて、癒しの一夜とする)にしたので、それ以外はシンプルなスタイルにしました。具体的にはカンコーヒーなどは買わず、1回分のコーヒーを砂糖とミルク合わせてラップに仕込んだり、お湯をタップリ魔法瓶に入れて飲み物汁物を現地でいただけるようにしたりと。いろいろとお金が無いなりに工夫をして旅を楽しむスタイルとしたのです・・・。
従って今日のお昼ご飯はバローで買ったお弁当に家から持ってきたインスタントみそ汁。食事後はコーヒーを入れて、これを道の駅のひだまりのベンチでいただく・・・・であったのでした(^^)

道の駅「花街道付知」。広々として飛騨に行く
途中の休憩所としては最適です(^^)
無料の足湯。9時半からオープン。
近くの温泉からお湯が直送です。
缶コーヒー代がもったいない!(笑)1回ずつ
ラップにくるんで魔法瓶で。いいモンですよ(^^)


「道の駅花街道付知の足湯」に関しては、「館長の温泉レポート」の方でどうぞ。

再びドライブモードとなったのは12時半を過ぎていました。舞台峠を越え、下呂に入り、河原の露天風呂を見学(さすがに入らなかった、乳飲み子がいるのにパパだけ入って日程を冗長させていたのでは家族の顰蹙だ(爆))、そそくさと飛騨路を一路北へ・・・。

ところで今回の旅行、一つ大きな変化がありました。
というか、今後の旅行のデフォルトに決めたこと・・・・

それはロングドライブのお供はモービル無線としたことです。
ドライブの暇つぶしは何かと間が持たないことがあります(^^;。そこでヒマになったら無線でCQを出して旅の一つの楽しみとすることにしたのです。
アマチュア無線は正直なところはやりの趣味ではなくなってしまいましたが、それでもまだ根強い愛好者がいます。全く知らない所に行っても自分が声を出せば高い確率で誰かが呼びかけてくれます。わからない人にはわからない話でしょうが、これは凄い心強いことでもありましてね・・・(笑) 今回の旅も道中何局か話しかけてくれましたし、その都度ああ無線やりはじめてよかったなあ、と思ったのでありました。

#道中行きには3局と交信。遠距離の思いも寄らぬ所との交信、高山のスキー場に来ていた方、高山のローカル局さんと話をしながら平湯までたどり着いたのでした・・。

話を元に・・・

高山に入り、平湯方面に向かいます。いくら暖冬とはいえ、このあたりから雪が路肩に見えてきます。日陰にはアイスバーンもあり、スタッドレス履いていくら北海道の冬の雪道運転したことがあると言ってもなかなかビビっての運転となります(中途半端に凍っているのが一番こわい)。
平湯だまた一服して、時間があるので新穂高の方まで足伸ばしてみることにしました。
あんまり遠くにいくのはなんなので、栃尾温泉の足湯できょうの第2レクレーションとなりました。なんか足湯ばっかりだな・・・・(笑)

ちょっとぬるめ。けどまあいい感じの湯だったのでほどほど楽しんで帰ります。。。
が、私たちの入っていた時に車複数台のグループが来て、どやどやと入ってきて缶ビールを持ち込んでの足湯宴会に・・・・。そそくさと我々は撤退しましたがちょっとこれは頂けないですね。しかも心付けの箱に100円いれてチャリーン!と音がしたら全員こっちの方を向くし・・・・。ちいとこれは?がつく光景でもありました・・・。

平湯峠に向かう途中での一こま。乗鞍岳です。 栃尾温泉の足湯からみた穂高連峰です。中腹に
ロープウェイの鉄塔があるの、わかります?


足湯を楽しんだ後はきょうのお宿・新平湯温泉の某旅館へ。
名前は伏せますが、この夜の宿はなかなかいい旅館。お風呂も貸し切りの時間があったり、我々にしては珍しく部屋食であったりと。色々な意味の区切りをつけるには最高の宿ではありました。

#なにせ、夕ご飯に2時間かけたからなぁ(笑)フロも3回入ったし、静かだし、何も言うことはない夜でありました(^^)

実のところ、前職でブログなんかにもちょくちょく書いていましたが皮膚疾患を患ってしまい、時には指先、手首から先などが包帯ぐるぐる巻きになるくらいになっていたのです、はい。温泉どころではなく、毎日手当キットを持って会社に行っていたくらいですから・・・。あと2交代シフトに入ってしまい、休日も削られ、時には休日出勤までして仕事したのにそんな仕事はすべて無になってしまってね・・。この夜一夜で忘れられる物ではありませんでしたが、とにかく世間の雑踏から離れたところで湯に浸かって。そんな気分になりたくて来た温泉宿の一夜はあっという間に過ぎていったのでした・・・。

(その2に続く)


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