●京の水●

 峠は満喫したので(笑)、このあとは永源寺町までだらだらと下っていくことにします・・。

 道はまだまだ1車線道路が続きます。高度が下がってくると、ほどなく道は杉林の中に入っていきます。まだまだ気が抜けません。見通しがそんなに良くない中で、反対側からの関西系チャレンジャー(笑)がどんどん登ってくるからです。

 峠のサミットから8キロほど下った場所で、車が数台止まっているところを発見しました。
 看板が立っています−「京の水」という看板が立っていて、数人の人がペットボトルやポリタンクに水を貯めていました。ちなみに写真に写っている人は、段ボールいっぱいのペットボトルを持参していました(笑)

立て看板の文言をそのまま書き写したものです


−名水 京の水−

遠く江戸から伊勢路から鈴鹿を越えてここ近江の里 遙かなる京の都に思いを馳せる時 幾多の旅人の喉を潤し心を癒してくれた事か なぜか心を温めてくれる幻の水 此の水も地名もいつとはなく旅人が名付けたものだと伝えられる 古えより今も尚限りなくこんこんと湧き出づる清水 大自然の慈みに心から感謝し 私たちの大自然を大切にいつまでも後世に伝えましょう

ちなみに成分表です。ご参考にどうぞ。
お肌に優しい弱酸性でしょうか(笑)
昔はもっとむき出しだったのですが、
いつの間にかこんなに立派になって・・・


ここは通るのは実は3回目だったのですが、以前通った際はこんなに立派な物は出来ていませんでした。いつの間にかこんなに大切にして貰って・・・(笑)
ちなみに水の味は、クセもなくフツーの水、といったところです。甘くもなく、ごくごく普通の水。成分表の見方はよくわかんないのですが、多分軟水なのかな。


ここが悪路への?入り口。永源寺町の杠葉尾。
東を向いた図です。
ここで悪路はおしまい。2車線快適ロードへ。
左側の写真の振り向いたところです。
渓谷を下っていくと、永源寺ダムの貯水池に
なっていきます。深緑の水がなんとも言えずキレイ。
やがてダム湖は広大な湖になります。
昼下がりののんびりとした光景です


 道を下っていくと、永源寺町の杠葉尾というところに出てきます。実は宇賀渓からここまではトイレがまったくありません。よって、渋滞覚悟で石榑峠を通り抜けるには、十分な別の意味の覚悟−トイレの覚悟が必要だ、という重大な問題があります。鞍掛峠も武平峠も、2車線道路でスイスイなのですが、こと石榑峠はとりあえず通ってみたかったら通してあげるよ、という意味合いが非常に強く、結論から云うと好き者だったら行ってみよう!という結論になってしまうでしょう(笑)
 杠葉尾の橋まで出てくると、道は2車線道路になり、ここから先は快適ドライブが楽しめます。
 橋のたもとには、2つのキャンプ場があり、河原での水遊びとかいろいろ楽しめそうです(鈴鹿キャンプ場(300円)、池田キャンプ場(200円)の2ヶ所)。
(なおこの2ヶ所の奥(峠寄り)にも、八風キャンプ場というのがあります。)

 道を下っていくと、川はだんだんと永源寺ダムのダム湖へと変わっていきます。
 この日は幸運にも満水だったので、満々と水をたたえるすごくキレイな光景が楽しめました。人もあんまりいなくて(河原のサイトにはすげー人がいましたが(^^;)、まったりと快適ドライブでしめくくり、という行程へと戻っていったのでした・・・・。

(おしまい)


●姉妹ページ 二之瀬越え鞍掛峠も併せてご覧下さい(^^)●


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